ダブルレインボウコメント

本人のコメントこれは絶対に見ます。
本人が曲に対して
どう思ってるのかとか
どう歌ってるのか

少しでもわかる気がするので。




http://www.oricon.co.jp/music/interview/071010_01.html


松浦亜弥の20代最初のアルバム『ダブル レインボウ』は、等身大の感情がまっすぐに響く、暖かく、エモーショナルな作品となった。さらに深みを増したボーカルからは、彼女の新たな魅力が伝わってくるはずだ。



――松浦さん自身の気持ちがしっかり入った“言葉”が伝わってくる。そんなアルバムになりましたね。
【松浦】 はい。これが20代最初のアルバムになるんですけど、10代の頃って、恋愛の歌も想像で歌うしかなかったんですよね。“あの映画ではこんな感じだったな”ってイメージしたり。でも、デビューから7年が経って、自分の言葉として歌えるようになってきたのかなって・・・。『ダブルレインボウ』っていうのは、虹が二重に見える現象のことなんですけど、そういうことが稀にあるらしいですよ。このアルバムもそれくらい貴重なんだよ、っていうことを伝えたくて、このタイトルにしたんです。今回は“こんな歌が歌いたい”っていう希望もたくさん出させてもらったし。

――たとえば?
【松浦】 “元気になれる歌がいい”とか“自分の歌がほしい”とか。「女 Day by Day」はまさにそうなんです、私のイメージで歌詞を書いてもらったので。歌詞を読んだとき、大爆笑したんですよ。“ザ・B型”の性格がそのまんま書かれていて、ちゃんと見られているんだなーって思って。負けん気が強くて、自由で、まわりを振り回すタイプっていう(笑)。自覚はあるんだけど、直せないんですよ。

――(笑)。「今はレットイットビー」の<今は時に委(ゆだ)ねましょう>というフレーズにも共感できる?
【松浦】 「HAPPY TO GO!」の“なるようになれ”とか「風に任せて」っていう曲もそうなんですけど、“ゆだねる”っていうことがわかってきたんですよね、最近。「今はレットイットビー」って、ふだんの声とちょっと違うんですよ。じつはこの曲のレコーディングの前の日に大泣きしちゃって、少し鼻声になっているんです。以前だったら最悪の出来事なんですけど、曲の雰囲気にも合っているし、ディレクターにも“すごく伝わる”って言われて、“じゃあ、これでいいか”って。そんなふうに考えられるようになったのは、いいことだなって思います。

――「灯台」、いいですよね。彼女がいる男性に恋をしてしまった、切ない心情がじんわり伝わってきて。
【松浦】 大っ好きですね、この曲。その人に対する気持ちはぜんぜん断ち切れてないんだけど、でも、その人が困っていたら、ちゃんと背中を押してあげるよっていう・・・グッときましたね。この歌詞なんて、もう自分の体験と重ねるしかないっていうか、自然と重なってきちゃうんですよ。歌っていて、いろんな人の顔が浮かんできました。

――シングルの「笑顔」が最後に入っているのも、このアルバムの雰囲気にぴったりですね。
【松浦】 うん、いろんなタイプの曲が入っているんだけど、この曲でしっかりピリオドが打てているなって。この曲を作ってくれた谷村有美さんはお子さんをお持ちなんですけど、母親だからこそ、こういう大きな見方ができるんだろうなって思いますね。自分の母親の言葉で、これは名言だなって思ったのは“自分が守るべきものができて初めて、自分は大人だっていう意識が生まれる”っていう。そういうことなんだろうなって感じましたね、あらためて。

――いろんな意味で、大きなポイントなるアルバムですね。
【松浦】 そうですね。作り込んだ世界観はたくさんやってきたから、今度はリアルな松浦亜弥を伝えたいなって思います。